現在の日本の戸建て住宅市場では、新築で戸建て住宅を購入する人の割合は8割です。
多くの人がマイホームを新築で購入し、中古住宅を購入する人の割合が少ないことがわかります。
年々中古の流通量は増えてきています。
今回はマイホームを計画している人の多くが新築を選ぶ理由と、中古住宅に対する私の主観を書いていきたいと思います。
8割の人が新築を選ぶわけ
多くの人が新築を選ぶ理由は新築住宅のメリットと、新築特有の自己満足にあります。
中古住宅のメリット・デメリットを確認することで、多くの人が新築を選ぶ理由が見えてきます。
中古住宅のメリット・デメリットについてはこちらの記事も合わせてお読みください。
新築住宅を選ぶ理由1
多くの人が新築住宅を選ぶ理由は、建物も設備も最新で新しいものだからです。
当然の回答でしたね…
一生に一度のマイホームそりゃ新しい方が良いですよね。
それに設備も住み始めてすぐに壊れてしまうようでは、困るし余計な出費が増えますね。
あとは今まで誰も住んでいない家というのが魅力なんだと思います。
これから先20年、30年住んでいく家ですからね。自分たちが最初がいいですよね。
特に一生に一度かもしれないというとことが、余計中古は嫌だという考えになるのかもしれません。
新築住宅を選ぶ理由2
私はこちらの理由で選ぶ人も1の理由と同じくらいいると思います。1と2の割合が50%50%といったところでしょうか。
理由は正直見栄です。
ほかの人からどう思われたいかという考えで新築を選ぶんだと思います。
私にも同じことが言えます。
そりゃ一生に一度のマイホームだから新築買って、友人に自慢して羨まれたいです。
でも最新や見栄というのは高くつきます。
新築住宅には住宅会社の利益が上乗せされていて、誰かの給料になっているんです。
ローンの利息や宣伝広告費も同じです。
そう考えたとき極力そういうお金は払いたくないですよね。
最新や新品を追い求めると資産を失います。
私が中古住宅を選ぶ理由
最初に私の結論から言っておくと、中古の戸建て住宅を買おうと考えています。
なぜそう思うのか理由を説明していきたいと思います。
今後持ち家を検討している人や、同じく中古住宅を検討している人の参考になればと思います。
その1:性格的な面
一つは私の性格に起因するところがあります。
私は性格上自分の気に入っているものに愛着を持ち、大切にしすぎてしますところがあります。
例えば洋服や車などです。どういうことかというと。
私は今の車を大変気に入っています。
社内では飲食禁止ですし(さすがに土禁ではありません)、ちょっとした傷がつくのも嫌です。
購入当初は近くに車が停められるのが嫌で、出かけたときは建物の入り口から遠くの駐車スペースに停めていました。
傷つくのが嫌で車で出掛けたくないほどです。
でもこれってどうですか!?
家族や自分にとってとてもストレスですよね?健康に良くないです。
便利なはずの車で出掛けたくなかったら、車としての役割を果たしていないですよね!?
私は今では新車で購入したことと、黒い色を選んだことを後悔しています。
そのことから考えると、気に入った新築住宅に住んでしまうと壁や床の汚れや傷を必要以上に気にしてしまい、家にいても落ち着かなくなってしまうと思います。
家族にも窮屈な思いをさせることになるでしょう。
そんな私と家族の精神的安定のために、傷や汚れを妥協できる中古が良いと考えています。
その2:利益率を考えて
中古住宅を購入する人の多くは利益率を考える人も多いと思います。
皆さんはスムストックという制度をご存じですか?大手10社が住宅の保全を計り、良い状態で長く住み続けてもらうことを目的としてできた制度です。
スムストックについては詳しくはこちらをご覧ください。
私がなぜこの制度のことを話しに出すかというと、このサイトで見ると建物と土地の値段がそれぞれ表示されているんです。
このサイトに載っているハウスメーカーはどこも大手で、実際に新築で建てようとすると建物代だけで4000万近くするメーカーばかりです。
その建物の金額がちょっと年数が経っただけで、サイトに載っているような金額になってしまうことに衝撃を受けました。
自分の建てた家も年月が経てば所詮はその値段のようになってしまうと考えました。
スムストックに提携しているメーカーはどこも大手で、住宅も性能の良い家を建てています。
そんなメーカーの住宅でさえそんなに価格が下がってしまうんです。
日本の住宅は性能にかかわらず一定の割合で価値が低下していきます。
でもそこに上手に住宅を手に入れるヒントがあると思います。
私のように予算に限界があるけども、予算内で予算以上の価値のある家を手に入れられるチャンスがあると考えています。
中古住宅を選ぶ際の注意点
そんな考えから限られた予算の中で、予算以上の価値のある家を手に入れようと考えているわけですが、当然注意しなければいけないこともあります。
ちなみにここで言っている価値というのは土地の価値のことであって、建物の価値ではありません。
中古住宅の価格面
私は中古住宅なら無駄な諸経費や、費用を払わなくて済むと考えていました。
例えば人件費や広告費です。最初のオーナーが払ってくれていると思っていました。
住宅を購入する際の会社の利益や、住宅ローンの利子は誰かの給料になるのでそんな費用を極力減らしたいと考えるわけです。
しかし、住宅を売却さる人の事情は様々です。
少なくても残りのローンを完済できるくらいの価格を設定してくると思います。少なくとも私ならそうします。
売主も最初にかかった費用分を上乗せして価格を設定してくることもあるでしょう。
その金額が上乗せされているか見極めるのは難しいことです。
中古住宅の状態
もう一つは買おうと思っている住宅の現状を正確に診断するのは難しいということです。
私はハウスメーカーの知識は持っているので、施工会社がわかればある程度の性能は判断することができます。
ですので施工会社にもこだわって購入したいと考えています。
しかし、今その家の壁の中がどうなっているかはホームインスペクションのプロではないのでわかりません。
木が腐っていたり、断熱材がカビていたりするかもしれません。断熱材のカビは壁を剥がしてみないとわかりません。
しかしこれもホームインスペクションを依頼したり、ちゃんと検査をしてくれる不動産屋を選べば解決できます。
施工会社の工法などからも大体のリスクは把握できます。
「三井のリハウス」では独自の保証制度を設けていたりしますのでそういった、安心できる不動産屋を選ぶのも大事です。
勘違いしないでください、私は三井のリハウスが良いと言っているわけではありません。そういった保証や調査をしてくれる会社が良いと言っているだけです。
それでも設備や躯体の劣化に不安のある人はやはり新築が良いのかもしれません。
以上のようなことを気を付けながらマイホームを手に入れたいと考えています!!